言葉では表せない感謝と愛を、フラで伝えたい。
私がフラに出会ってから、20年以上の月日が流れました。生徒さんの中には、18年近く教室に通ってくださっている方もいます。フラを踊ることによって辛いことや抱えているさまざまな問題を忘れ、乗り切っていくことができる。フラにはそんな力があるようです。
私が目指すフラは、誰かに見せるためのフラではありません。自分自身を見つめるためのフラ、自然や先人たち、そして神々への感謝と愛を伝えるためのフラを踊りたい。生徒の皆さんにもそんなフラを踊ってほしいのです。
「Hula Ohana(フラ・オハナ)」、フラの姉妹という言葉があります。その通り、生徒の皆さんはフラという強い絆で結ばれた家族です。皆さんと共に学び、感謝の気持ちを共有しながら、チャレンジし続けていきたいと思っています。
“Makani ‘olu’olu”=「やさしい風」。
ハワイ語でMakaniは「風」、Oluは「やさしい」「癒やし」という意味。
1999年、レッスンの帰りに信号待ちをしていたホノルルの交差点で突然、フラを続ける自信をなくしてしまった時、頬をやさしくなでていく風が私に元気をくれました。
その時の風の感覚が忘れられず、教室にMakani ‘olul’oluという名前をつけました。
Profile
岡山 睦子 (おかやま むつこ)
1947年宮崎県日向生まれ。ヨガ、エアロビクス、気功を本場で学び、日向で指導と普及に努めてきた。90年代初めにフラに出会い、さまざまな指導者からの学びを経て、2009年2月よりハワイ文化を継承するクム・ナラニ・カナカオレに日本在住の日本人として初めて個人指導を受ける。今もハワイで年数回のレッスンを受けながら、自らの教室「フラスタジオ・マカニ・オルオル」で後続を指導している。元宮崎県フラ連盟会長。二児の母。